星野道夫と村上春樹 2014/04/04
いつかまた書き直して整理する。とりあえず殴り書き。
今日の朝この本を読んでいて、「あうーん」とひとりで声を出してしまった。
まず星野道夫って人は小さい頃から名前は知っていて、確か国語の教科書とかに載ってたのを読んでたと思うのだけど、それから時間がたってふと本屋さんで手にとって読んでみると「あーいいな、トイレで読むのに最適だな」となったから買ったんです。
で、そのまえから村上春樹は読んでいて、結構ハマっていた時期もありました。
先に村上春樹の作品の良いなと思ったとこを書き出してみると
- ご飯がでてくる
- 日常と非日常が溶け合っていてワクワクする。自分の世界にもそんなとこがあるんじゃないかと想像してしまうし、あると思う。
- 変な人がでてくる
- 超かっこつけ
- なんとなく同じパターン
これって良いとこなの?って言われそうなとこもあるかもしれないけど、そこが僕は好きなんです。同じパターンってすごく大事で、だからこそ比喩が活きてくると思うし、超かっこつけなのは男として憧れるし、変な人ってなんかパワーがあるし、ご飯はおいしそうだし。すべての村上春樹の作品を読んでこんな感想が自分の中には残ってるんです。
次に星野道夫を読んで良いなと思ったとこは、
- この本だけかもしれないけど、まあでもアラスカのことが描かれてるから同じパターンが多いよね。しかもこの本は、もう何回も同じような話がある。
- ご飯が出てくる。
- 変な人が出てくる
- 全然かっこつけない。むしろ超謙虚
- 日常と非日常の自然についてかんがえてる
同じパターンなんです。特に今回読んだ本は講演集みたいなので、ある程度つかみのあるお話が話されているのではと思っています。でも、まえがきで書かれていたんですが、じっくり少しずつ少しずつ大切に読んでいくと毎回発見というか楽しみがあるんですよね。これって再読は大事っていうのと似てるのかもしれない。
で、あとご飯が出てくる。もちろんアラスカの。これがまた良くて。この前NHKのイヌイットの番組(サラリーマンNEOに出てたダンサーの人が出てるやつ)を見てたから憧れが強くなっているのかもしれないけど、野性味のある食べ物って経験がなくって、よいなーと。
変な人というか外国のひとの話はおもしろい。英語はおもしろくないけど、外国の話はおもしろい。国際理解とかってこんなかんじ?
あと謙虚だなーと読んでて感じた。それがなんか読みやすいというか。なんか単純にもっと自慢してくれても良いのに自慢しないんですねと。
「あうーん」となったのは、日常と非日常の自然について星野道夫が話している部分。ここがすごく村上春樹の作品とつながってきて、特に「海辺のカフカ」かな?あの高知の森。
日常と非日常ってそれまで完全想像の世界とかって思っていたけど、そうだそうだ想像よりリアルにこの地球に非日常の世界があって、それを思うことができるのか。
まあ色々星野道夫と村上春樹の好きなとこがつながってて楽しかったのです。
あーいい朝だった。