「アイデアのつくり方」を読んだ
アマゾンのほしい物リストにずっとあった本で、気になっていたのでスニーカーを買うついでに買ってみた。
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
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文字も大きく、行間も広く、下にはメモ欄みたいなのがあるのに、すごく薄い本だった。本文が60ページほどで、解説が25ページくらい。
でも内容は分かりやすくなかなか自分では気づかない重要なことが書かれていたと思うので、まとめてみようと。
まとめ
アイデア作成の一般原理
- アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
- 新しい組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能
アイデアの作られる過程
全5段階であり、この順序によってアイデアは作られる。
- 資料集め | 特殊資料[ある課題について]+一般的資料[世の中について]
- データの咀嚼 | 関係の探索、部分的アイデアの発見、疲弊感、絶望感
- データの組み合わせ| 問題の放棄 or KJ法の一部
- アイデアの発見 | 突然のアイデアの発見
- アイデアのチェック| アイデアの現実条件への適合、他人の目を入れる、具体化し、展開させる
プラスして、
- いつも何か興味のあることを広げておくこと
- 言葉そのものがアイデアである
1~2の段階のデータの収集とデータの咀嚼は、意識的に行う段階であり、苦難を感じながら、面倒くさいことでも頑張る努力が必要。カード整理法が何回も推薦されていた。即断と偏見を避けて、どんな情報も集めること。メモ魔になれ!
できるだけ多くの情報を、できるだけ小さい部分に分けて、できるだけ簡単なものから取り上げること。食べないとミルクは出ない!
3~4の段階は、無意識に、というか少し頭を突っ込みすぎたところを頭をあげることが大事みたい。
KJ法が3の段階を少しでも意識的に行うことを助けていることが分かって、少しやってみようと思った。というか先にカード整理法をしよう。
5段階目の「諸君が当初産み落とした時に思っていたような素晴らしい子供(アイデア)ではないということに気づくのが常である」という言葉が一番この本の中で印象的だった。まさにその通りだと頷いてしまった。
「良いアイデアはそれをみる人々を刺激するので、その人々がこのアイデアに手を貸してくれるのだ」ということから、自分の子供(アイデア)が傷つくのを覚悟して色んな人に自分の子供(アイデア)を披露して行きたいと思う。
アイデアの現実への適合について、もっと知りたいな。と思った。自分の直面している問題としてもこの点が一番つらくしんどいので。
文中で何回か紹介されていたデカルトの「方法序説」、ポアンカレの「科学と方法」を読んでみたくなった。今度読んでみる。
追記
パレートの法則=80%と20%の法則
多分過去にも聞いたことはあるんだけど、この本で改めてホ~と思った。
EX)ある問題についての100冊の本があるとして、20冊の本を読めば、その問題についての80%について知ることができる。